プロ選手が参加するスノーボードのストレートジャンプの国際大会が2月21日に札幌の真駒内オープンスタジアムで開催された。今回で8回目となる「TOYOTA BIG AIR」海外の招待選手10名、日本人選手6名(招待2名、予選通過4名)が本戦で戦った。
そして、「SIDECAR」からはIJC国際ジャッジの資格をもつ「新美育穂」がジャッジとしてTOYOTAへ3回目の参加をした。ジャッジには毎年数回顔を合わせるSWISSのパウダージャンキー「ギド」がヘッドジャッジ、SWEDENから「マルティ」USAから「リック」日本からはいつもお世話になっているGENTEMのライダー「石井慶」スクランブルUSAの社長「西田好一」そして僕の5人の5審3採用。難易度、高さ、完成度、ランディングなどを総合して一人100点満点で採点する。
今回は高さ38M(ビル10階建ての高さ)、最大斜度47,5度の特設のジャンプ台で行われ、そのキッカーのすぐ近くの特等席からジャッジを行う。いつもながらすばらしい運営で行われるこの大会はジャッジハウスの中も超ハイテク!パソコンが多数にコピー機やモニターが2台。運営のスタッフも超一流。テレビの放映もあるので、秒刻みでの進行が求められる。
日本人予選ではあいにくの雨が降り、ボードが走らなく、納得いった技ができない選手が続出。西田崇、小西隆文、ゴッチ、鈴木伯、原祐司、福ちゃん、石川健二、石橋一、ティンゴ、山口睦生、露崎訓史、大平修等 総勢45名が出場。しかしながらこの本戦へ残るのと、残らないのでは天と地の差。本選出場すれば交通費、宿泊費の経費も出るし、本戦で滑ればオートマチックにUS3,000ドルが与えられる。それ以外の選手はもちろん自腹。それにテレビや雑誌で選手の取り上げられ方が違う!いやでも力が入ります。この中から「石橋一」「竹内誠」「松井克師」「小西隆文」の上位4名が本戦へ出場。
今回の招待選手は怪我で「ショーンホワイト」が欠場となり、[DANIEL FRANK][STEFAN GIMPL] [ROGER HJELMSTADSTUEN] [AKIFUMI HIRAOKA] [JP SOLBERG] [MARCANDRE TARTE] [EERO ETTALA] [MARC FRANK MONTOYA] [VINZENZ LUEPS] [WOLLENYVELT] [GUILLAUME MORISSET]、そして奴が中学生の頃から僕と仲の良い「戸谷隼人」が呼ばれていた。この16人で予選。決勝8人、そしてスーパーファイナルを3人で優勝を決定する。
日本人のレベルは毎年あがっているが、やはり招待選手はうまい!公開練習でも飛距離が違う。そして何より、ランディングがうまい。少しぐらいミスしてもリカバリーをしっかりしてる。予選から個人的に目がいっていたのは[JP SOLBERG] [MARCANDRE TARTE] [EERO ETTALA] [GUILLAUME MORISSET] [STEFAN GIMPL] といったところだろう。グラブの長さやボーンアウトの上手さ、本当にストレートジャンプがうまい選手と感じさせる。
観客もどんどんヒートアップしてくる。今年の観客数は2万3千人!!したから地鳴りのような歓声が選手が飛ぶ度に、そして順位が入れ替わる度に聞こえる。選手たちもこの独特の雰囲気は一度味わったら、なんとしてもこの「TOYOTA BIG AIR」に出場しようと思うだろう。なんといっても今や世界ナンバーワンのこの大会なのだから、、。
結果は2月29日深夜0:25〜1:25にテレビ朝日系列で放映されます。
リザルトは http://www.toyota-bigair.jp/ でCHECKできます。